「Krush.92」8.18(土)名古屋 女子フライ級王者・KANAがKO防衛でメインイベントを締める!
毎年夏恒例のKrush名古屋大会は2012年にスタートし、今年で7回目。昨年8月の名古屋大会に続き、ラスト3試合には三重県出身のKANA、愛知出身の野杁正明と大和哲也が揃い踏みする。7月22日の後楽園大会で日中対抗戦が行われたが、今大会でも日中対抗戦3試合が用意された。
KANAは5月17日のKrushでキム・タウンゼントに延長判定勝ちし王座防衛。その後、6月8日から7月9日までの約1か月、イギリス・ロンドン郊外のダブルKジムで単身武者修行し、男女色んなタイプの選手と121Rのスパーリングをし「試合をするぐらいの経験を積めた」という、
挑戦者のリュウ・シーベイは2000年5月9日生まれの18歳。重慶出身で、中国武術の散打の地元の大会で度々優勝し、全国青少年ムエタイ選手権という大会でも優勝しているという。プロのキック戦績は9戦8勝1敗。
試合はKANAが一方的に攻める展開に。1R、KANAは開始すぐから前に詰め、パンチ、ミドル、ローをヒット。シーベイは回ってかわし続け、左の膝を当てる場面もあったが、KANAの勢いは落ちず、2分過ぎ、パンチの連打でシーベイを後退させてから、左ボディでダウンを奪う。その後もKANAが右フック、ストレー、ミドルを当て続け圧倒する。記者採点は10-8でKANA。
2RもKANAがパンチ主体で攻め続けると、右フックを空振りさせた後、左ミドルをクリーンヒット。シーベイはうずくまってダウンし、7カウントで岡田敦子レフェリーがストップした。
完勝のKANAは「大和選手、野杁選手がKOで来て、入場の前、めっちゃヤバくて、フードかぶって入場しました。KOで勝てて良かったです。まだ練習していることが全て出し切ったわけじゃないので、リングでもっと価値のある試合ができるように頑張ります。これからもKrushの王者としてK-1にも参戦して、日本の女子格闘技はKANAが引っ張っていきます」とアピールした。