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7月17日(月・祝)東京・両国国技館「AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023～スーパー・ウェルター級＆女子フライ級ダブルタイトルマッチ～」の[第17試合/スーパーファイト/K-1女子アトム級/3分3R・延長1R]で戦った菅原美優とディミトラ・アガサゲリドゥのバックステージインタビューを公開！

菅原美優
「（試合を振り返って）たくさんの応援ありがとうございました。自分の目標は達成できなかったなっていう感じで悔しいですね。（対戦相手の印象）3Rとかすごくプレスが強くて、あそこをしっかりさばいてさばいて攻撃を当てる課題だったんですけど、結局やっぱ最後やりきれずに…。相手がババッと来た時の対応がまだちょっと甘くて、完璧にできなかったなっていう点で悔しいですね。でも気持ちの強い選手で、すごくいい選手だったなって思います。

（ヨーロッパの選手ということで、今までの対戦相手との違いを感じた？）やっぱりこう、ちょっと駆け引きができたっていうのはヨーロッパの選手だからという。そういう感じじゃないかもしれないですけど、よかったなと思っています。ヨーロッパの選手とやれたことは、自分にとってすごい経験になったなっていう感じですかね。（パワーやプレッシャーはどう感じた？）普段から対戦相手は高く高く見積もるんで、 そこは超えては来なかったですけど、超えなかった分、自分ができたかって言ったら、全然できなかったんで。自分が悪いですね。

（手応えがあった部分、練習していたことを出せたというポイントはある？）1、2ラウンドは自分の中で自分のペースを作れてたのかわからないですけど、やりたいことは所々できた部分はあったので、よかったなって思う部分もあるんですけど。それを最後までやらないと意味がないし、自分の中ではそういう課題だったので、苦しいんですけど、ちょっとだけでも、やりたいことができたり、控えに戻った時に褒めてもらえたとこもあったんで、そこはいいように認めて、ダメなところにまたしっかり向き合っていきたいなって思ってます。

（途中まで上回っていたが、最後までできなかったのは何が理由？）なんか迷っちゃって。焦らないっていうのが今日の課題の中にあったんですけど、3Rに相手がバッと詰めてきたところで、足を使う予定だったんですけど、バッときたのが1Rだったら1Rから足を使って……たらればなんですけど、やれたかもしれないですけど、3Rに足を使おうと思った時に、もしこれで足使ってポイント取って逃げてるって思われたらどうしようとか思って。

　選択肢が自分の中でまた少なくなって結局、じゃあ行かなきゃしか出なくて、そこで下がりながらでも攻撃を当てるとか、よく考えればできたのに、 なんでそうなっちゃったんだろうっていう。そこは経験不足というか、判断ミスというか。結局こう、最後はポイントを取りきれずに無駄に被弾し、みたいになっちゃったので。経験も足らないし、判断力とかの引き出しも。今思えばできたなっていうのがあるから、なおさら悔しいというか。情けないというか。

（試合中の迷いも含めて、チャンピオンとして、チャンピオンだからという気持ちが強かった？）そうですね。もっともっと差をつけて勝たなきゃいけなかったし、自分の中で認めきれないんで。この試合で自分が全部出しきれて、やりたいこと全部やって、この展開だったら満足いったかもしれないですけど、 終わってみて、なんかこう余力もあったし、延長行く気だったし。やっぱやりきれなかった部分があるんで、もうその時点で自分を出しきれてないってところでダメかなっていう。自分に納得がいかないって感じです。

（3Rはセコンドからはどういう指示がでていた？）覚えてないんですよね。多分飛んじゃって、行けって言われたんですよ。前出ろって言われて。今まで多分1、2Rは割とこう、距離使ってコントロールできてたのか…。ちょっと映像を見ないとわからないんですけど、最後はこうしっかり、自分で行き切って。多分行け（という指示）だったのに、違う行き方、相手が来るタイミングで、相手に合わせていくんじゃなくて、動いて動いて、自分が行けるタイミングで行けっていうことだったと思うんですよ。だから頭が悪いですね、自分が（苦笑）。（指示と）違う行き方をしちゃったっていうか。 たぶんセコンドの人が、自分が行けると思って言ってくれたのを自分が変な変換しちゃってああなっちゃったんで。でも勉強になりました。

（カードの発表会見で「闘志は内に秘める」という話があったが、闘志が外に出てしまった？）闘志は出ちゃったんですけど、でも疲れ果てるほど前にも出てないんで。1番ダメですね。なんか中途半端になってしまったなっていうのは。行かなきゃいけないけど、自分の距離を作らなきゃいけないって、こう変に迷いが出ちゃって。中途半端な動きをしてしまったら…っていうのが自分の中であって。もう終わってしまったことなんで。それをこうプラスに考えて次に繋げるしかないなって。前向きに行きます。

（ファンへメッセージ）今日はたくさんの応援ありがとうございました。少しずつですけど、成長した姿を見せられるようにこれからも頑張るんで、今後も応援よろしくお願いします。ありがとうございました。押忍」

ディミトラ・アガサゲリドゥ
「（試合の感想は？）今回はとても残念な結果に終わりましたが、また練習を繰り返して、次の機会をいただけたらと思っています。（相手の印象は？）自分とは全く違うスタイルで、少々難しいなとは思ったんですが、ぜひもう一度戦ってみたいと思いました。

（K-1については？）初めてのルールでしたが、特に問題なくできたと自分では思っているんですが、ぜひまた次の機会があればと思っております。（ファンにメッセージを）申し上げていたような結果にならなかったのは非常に残念なんですが、ぜひまた日本に来て、皆さんに私の戦いを見せる機会があればと考えています。本当に今回はどうもありがとうございました。今後もよろしくお願いします」